子どもの癇癪(かんしゃく)の症状や原因、対応方法を紹介!~前編~
こんにちは。ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
お父さんやお母さん、多くの保護者の方から「子供の癇癪(かんしゃく)が強くて、どうしたらいいか悩んでいます」というお悩み相談を頂きます。
本記事では、癇癪の症状をはじめ、子どもが癇癪を起きる原因や理由などを紹介します。
《 癇癪とは 》
主に子どもが感情的になり、激しい怒りや欲求不満を表現する行動を指します。癇癪は、子どもが特定の状況や要求に対して自己コントロールが不十分なために起こり、一般的には、言葉で感情を表現する能力がまだ発達途中の幼い子どもに見られる行動です。
《 癇癪の症状 》
癇癪には以下のような症状があります。
1.泣き叫ぶ、叫ぶ、怒鳴るなどの激しい声を出す。
2.身体を床に叩きつける、蹴る、もがくなどの身体的な暴れ方をする。
3.物を投げる、壊す、叩くなどの攻撃的な行動をとる。
4.反復的な行動をする(例:頭を打ちつける、手を叩く)。
5.呼吸が速くなる、顔が赤くなる、汗をかくなどの身体的な症状を示す。
《 定型発達子どもの癇癪 》
癇癪をよく起こすために発達障害を疑う保護者の方もいるかと思いますが、定型発達の子ども(発達障害がない子どものこと)であっても癇癪を起こします。
発達障害を有する子どもとは、その程度や頻度などに違いがあります。
●年齢に応じた発達パターン
定型発達の子どもの癇癪は、成長とともに段階的に減少する傾向があります。年齢が上がるにつれ、自己制御や感情の調節能力が向上し、癇癪の頻度や強度が減少することが期待されます。
癇癪が起こる頻度や強度は個人差がありますが、一般的には2歳から4歳ごろに癇癪を起こすピークに達し、その後は減少していく傾向があります。
●感情の表現や欲求の伝達
一般的な定型発達の子どもは癇癪中でも、感情や欲求を言葉や行動で表現することができます。
また、年齢とともに発達していく言語能力や社会的なスキルによって、自己表現が向上していきます。
●一般的なトリガー
一般的な子どもの癇癪は、疲労や欲求不満、ストレスなどさまざまな要因によって引き起こされます。
子どもは、発達障害の有無に関わらず癇癪を起こすことが多いもの。悩んでいる保護者も多いと思いますが、年齢とともに徐々に減少していくため、大きな心で成長を見守れるといいですね。
次回は、発達障害をもつ子どもの癇癪の特徴や対応法をご紹介します。
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《記事を書いた人》
平田 樹伸
作業療法士・公認心理士
周産期母子医療センターを有する大学病院での作業療法、特別支援学校での非常勤専門職講師、放課後等デイサービス、児童発達支援事業所でのアドバイザー、学童保育での気になる児童に対する職員へのコンサルタント事業に携わる。
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