秋の味覚・きのこは消化に悪い?子どもに安心して食べさせるポイント
こんにちは。食育アドバイザーの山崎ルディアです。
秋の味覚の代表格「きのこ」は、香りがよく、低カロリーで食物繊維が豊富。健康にいい印象がありますよね。でも、なかには「きのこは消化に悪い」と言われることも。
そこで、今回は子どもがきのこを食べる時の注意点や家庭での上手な取り入れ方を紹介します!
《 なぜきのこは消化に悪いと言われるのか 》

きのこには水に溶けにくい不溶性の食物繊維が豊富に含まれます。これは、腸の働きを整え、便のかさを増す効果がある一方で、人間の消化酵素では分解されにくい成分でもあります。そのため、食べすぎるとお腹が張ってしまったり、未消化のまま便としてでてきしまったりすることがあります。
特に、胃腸が未発達の小さな子どもにとっては、消化に負担がかかりやすく、体調によってはお腹をこわすことも。とはいえ、食物繊維をはじめビタミンB群、ビタミンD、ミネラルなど栄養豊富なきのこを避ける必要はありません。大切なのは食べ方です。
《 食べる時の注意点 》
きのこを食べる時の注意点をあげます。
●加熱をしっかりする
加熱が不十分だと、細胞壁がかたく消化に時間がかかります。炒めたり煮たりして十分に加熱することで、柔らかくなり消化しやすくなります。
●食べすぎない
どんなに身体に良い食材でも、食べ過ぎはNG。きのこは水分が多く、かみごたえがあるため、好きな方はついつい量を食べてしまいがちですが、食べすぎると消化不良や腹痛を起こしてしまうことも。
食べる量の目安は年齢や体格によって異なりますが、1日あたり20〜50g程度が適量です。
●体調のすぐれないときは控える
繊維質が多いきのこ類は消化に負担がかかるため、風邪や胃腸炎など、身体が弱っている時、食欲の落ちている時には控える方が無難。元気になって食欲が戻ってから少しずつ食事に取り入れましょう。
《 きのこが苦手な子どもでも食べやすい、上手なきのこの食べ方は? 》
●シチューやスープに入れる

しっかり加熱することで柔らかくなり、香りと旨味もスープ全体に優しく広がります。
●あんかけにする

編んで包むことで、きのこの繊維感が和らぎ、子どもでも違和感なく食べやすくなります。肉類や豆腐、うどんなど、何にでも合わせやすいのでおすすめです。
●刻んでハンバーグやそぼろに混ぜる

細かく刻んで肉だねに混ぜると食感が馴染むだけでなくボリュームアップ、さらにきのこの水分でお肉がしっとりする効果も。肉だねの中にきのこが入っているため、見た目では気づきにくく、きのこが苦手な子どもでも知らず知らずのうちに食べてくれます。
いかがでしたか。量と調理法の工夫をすることで上手に食卓に取り入れ、旬の味覚を美味しく楽しみましょう。
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《記事を書いた人》
山崎ルディア
アスリートフードマイスター、食生活アドバイザー、食育アドバイザー。
1歳、4歳、7歳の3児の母。夫はアスリート(格闘家)
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