子供の自閉スペクトラム症「ASD」の原因は?治療や支援などを紹介
コミュニケーションが苦手であり、特定のことに強い関心をもつといった特徴をもつ自閉スペクトラム症(ASD)。本記事では、自閉スペクトラム症の原因や、子供への対応や支援などを紹介します。
《自閉スペクトラム症(ASD)の原因》
自閉スペクトラム症の原因は、遺伝的な要因が複雑に関与して起こる生まれつきの脳機能障害だと考えられています。胎内環境や周産期のトラブルなども関係している可能性があると言われ、人口の1%に及んでいるとも言われています。保護者や養育者の育て方やしつけが原因ではありません。
●発生頻度は?
自閉スペクトラム症の人は約100人に1人いると報告されています。性別では男性が多く、女性の約4倍の発生頻度です。また、女性では知的障害を伴うことが多い傾向です。
《自閉スペクトラム症(ASD)の治療や支援》
個別や小さな集団で療育を受けることで、対人スキルの発達や適応力を伸ばすことが期待できます。視覚的な方法を用いたり、これから何をすべきか先の見通しを持ちやすく提示することで、自閉スペクトラム症の子供は安心して過ごしやすくなり、情緒も安定していきます。
●視覚的な方法とは?
自閉スペクトラム症などの広汎性発達障害(こうはんせい)の特性をもっている人の多くは、言葉よりも目で見て分かる情報のほうが理解しやすいといわれています。理解しやすい言葉を使いながら、あわせて写真や絵などを用いると理解がしやすいでしょう。
●安心できる環境づくりとは?
自閉スペクトラム症をもつ人たちの中には、人混みや大きな音、光などの刺激が苦手な場合が多いため、不快感が大きくならないような配慮をしましょう。
●薬物療法はある?
自閉スペクトラム症を根源から治癒する薬はありません。不安定な睡眠など生活面に支障を伴う場合や、てんかんや精神的な不調に対して、薬物療法を併用する場合もあります。
医師や専門家と相談した上、ストレス要因や生活上の変化がないかを確認し、環境調整を試みることも大切です。
●周囲の人たちの理解が大切
幼児期から成人期を通して、身近にいる保護者や配偶者、そして学校の先生や職場の同僚などが自閉スペクトラム症をもつ本人の特性を理解することがとても重要です。
また、都道府県や政令指定都市ごとに設置されている発達障害者支援センターでは、自閉スペクトラム症の当事者を対象にしたグループ活動を提供し、生活自立や就労等の相談をしています。
自閉スペクトラム症(ASD)は、適切な療育や支援を行い、周囲の人たちの理解や協力により、社会に適応して自立することができます。子供の成長や発達に悩みがあれば、ぜひご相談ください。
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※「こころの情報サイト」(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)をもとに作成
※政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」(https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/index.html)をもとに作成
※「厚生労働省e-ヘルスネット」をもとに作成
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