認知心理学に基づいた療育とは?その効果を紹介!

ONEPLAY.GIFTED 横濱元町教室では、子供達の発育や成長を促すための様々な療育を実施しています。今回は、認知心理学に基づいた療育をご紹介します。

認知心理学とは
認知心理学とは人間の知覚感覚、記憶、思考、言語、学習、意思決定、行動選択などの認知の働きを解明することを目的とするもので、人間が生きていくために外界の情報をどのように取り入れ、処理し、行動に役立てているのかを解明し心の動きを理解するための心理学の一分野と定義されています。
現在、認知心理学は、発達心理学、社会心理学、神経心理学だけでなく、経済、哲学、医学や工学などの分野にも利用され、私達の身近なものになっています。

認知心理学による療育の効果
なぜ認知心理学は療育に効果があるのかをご紹介します。

●特別な認知とは
自閉症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、学習障害(LD)を始めとした発達障がいと呼ばれる人たちは特別な認知をもっていることが知られています。代表的なものとしては、物の見え方、聞こえ方、味覚や肌触りなどの感覚。さらには、時間の感じ方、記憶、注意力、感情表出、対人関係の築き方などが挙げられます。
そのため、一般的には「こだわり」としてとらえられる特異な行動にも、その背景には上記のような認知的な特性を原因とするものがあると言われています。またこういった認知特性は、同じ自閉症や注意欠陥多動症の診断名がついていたとしても、個人差が大きいということが知られています。そのため、画一的なプログラムは十分な効果を発揮しません。

●個々に合わせた療育で、成長をサポート
認知心理学の視点を通して、子供ひとりひとりの認知的な特性をみることで、その子の特性を理解し、得意や不得意を把握することが可能になります。私達は、把握できた特性と年齢や発達段階、環境的に望まれている課題とを考慮し、遊びや学習を提供することで、その子なりの成長の後押しをします。

認知心理学をもとにした子供の特性理解は保護者に共有し、保育園やほか療育者にもお知らせしてしていただいています。まわりの大人たちが共通認識をもつことで、自宅や園など子供が過ごす全ての環境において、子供の成長や発達をサポートできますよ。

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《記事を書いた人》
平田 樹伸 
作業療法士・公認心理士 ONEPLAY.GIFTEDアドバイザー
周産期母子医療センターを有する大学病院での作業療法、特別支援学校での非常勤専門職講師、放課後等デイサービス、児童発達支援事業所でのアドバイザー、学童保育での気になる児童に対する職員へのコンサルタント事業に携わる。

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