スポーツ科学に基づいた運動療育について~空間認知能力~
人間は学習をする生き物です。一般的に「学習」と聞くと、国語や算数などの「勉強」を思い浮かべる方が多いかと思います。今回は勉強といった意味合いの学習ではなく、「運動を学習することが子どもの成長や発達へつながること」をご紹介します。
子どもの成長と発達における運動の効果
人間が生活していく上で、当然のことながら「運動」は欠かすことのできないものです。階段を昇り降りしたり、駅まで走ったり、時には水たまりを飛び越えたり、生活の中で当たり前のように行なっている運動も、全て生まれてから学習して身につけるものです。
運動を学習することで、階段から転落もしなくなり、電車にも乗り遅れなくなり、クツが濡れずに済むのです。運動を学習することは「身を守ること」とも考えられますね。特に幼少期は、運動を学習する上で、非常に重要な時期。もちろん大人になってからも運動を学習することはできますが、子供のうちに獲得しておきたい能力はたくさんあります。
運動療育に期待すること「空間認知能力」
空間認知能力とは、簡単にいうと、「空間にある物(人)の状態や自分との関係を、すばやく把握する能力」のようなものです。
例えば、前述した「階段の上り下り」。大人にとっては日常的すぎてあまり意識することはないかもしれませんが、実は「段差が自分の何センチくらい先にあるから、どれくらい足を伸ばす必要があって……」と、空間認知能力を発揮しています。最初は上りでつま先が段差にぶつかったり、下りで足を踏み外したりして失敗しながら、把握能力を高めていくものなのです。
子供の頃にいろいろな運動をすることで、この空間把握能力を高めることが期待できます。空間認知能力が高い子は、転んだり、つまずいたりすることが少ないと言われています。
運動療育のひとつ「トランポリン」
ONEPLAY.GIFTED横濱本町教室で取り入れている運動療育のひとつ「トランポリン」をご紹介します。
トランポリンは、5分間跳ねてるだけで約1kmのジョギングに相当すると言われていて、見た目以上に体を動かします。子供達の成長や発達に必要な体幹を含む筋肉をつけることができるほか、視覚機能を鍛えられるなどの効果も。
また、トランポリンで跳ぶような上下運動には、脳内のドーパミンやセロトニンを分泌させる効果があると言われていて、これらは運動・言語・精神を司る脳機能の活性化が期待できるものとして注目されています。
トランポリンをしている時に、音楽をかけるのも◎!聴覚への刺激を与えるのと同時に、上下運動で脳幹という脳内の重要な器官の神経にも同時に働きかけることができると言われています。
ONEPLAY.GIFTEDでは、子どもたちが楽しみながら成長や発達に効果が期待できる運動プログラムを取り入れています。気になる方はぜひ無料体験にお越しくださいね。
「スポーツ科学に基づいた運動療育について~体幹機能の向上~」の記事はコチラ。
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《記事を書いた人》
石原 心
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/スポーツトレーナー/スポーツ科学学士
ハバナトレーナーズルーム代表/特定非営利活動法人Yips lab. Japan代表理事
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師資格取得、プロ、アマ問わずアスリートからスポーツ愛好家まで数多くの運動指導やコンディショニングに携わる。2013年、17年、ワールドベースボールクラシック(WBC)キューバ代表トレーナーサポート後、キューバ国内にて野球、柔道チームをキューバ国内にてサポートなどのトレーナー活動初め、箱根駅伝、プロ野球選手、高校野球チームのサポートも行う。
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