社会福祉士が解説!食事中に落ち着けないのはなぜ?背景と理解のポイント
こんにちは、ONEPLAY.GIFTEDです。
「食事中に座っていられない」「手で食べてしまう」「注意してもすぐ立ち歩く」「落ち着かず食器を触る」
このような悩みを、保護者の方からよく伺います。
しかし、これらはしつけの不足だけが原因ではありません。
背景には、発達特性や感覚の偏りが関係している場合があり、本人の努力や注意だけでは改善が難しいこともあります。
今回は、ONEPLAY.GIFTEDの社会福祉士が、食事中のマナーに関するお悩みにお答えします。
《 食事中に落ち着かない理由は様々 》

まずは、なぜ食事中のマナーが難しく感じられるのか、その背景を見ていきましょう。
①感覚の偏り(感覚過敏・鈍麻など)
●聴覚過敏
食器のぶつかる音、周囲の話し声、生活音が強く聞こえ、不快やストレスになる。
すべての音が同じ大きさで耳に入ってきて、食事に集中できないことも。
●味覚・嗅覚過敏
味、におい、食感、温度に強い抵抗がある。
同じ料理でも、切り方や調理法の違いで食べられる/食べられないが変わることも。
②注意力・集中力の課題
目の前の刺激に注意が移りやすく、集中を保つことが難しい
気になったことにすぐ身体が動いてしまう(衝動性)
③外食など、刺激が多い環境
家庭よりも刺激が多いことで、落ち着くのが難しくなる場合があります。
学齢が上がると落ち着く子も多いですが、学齢が上がっても落ち着かない場合は、知的障害の併発や二次障害につながる行動がみえてくる場合もあります。
《 大切なのは「なぜその行動をしているのか?」を見ること 》
食事中の行動は、子どもがわざと困らせようとして起こしているわけではありません。
その行動には、必ず理由があります。
例)
音がつらい → 離れたくなる
不安 → 体を動かして紛らわせる
感覚が気になる → 食具を触る
食感や見た目が怖い → 食べられない
まずは、「なぜそうなるのか」を一緒に探すところから始めてみましょう。
《 食事は“練習の場”ではなく、安心できる場所であること 》

「座ってほしい」「静かにしてほしい」「全部食べてほしい」「きれいに食べてほしい」
そう願う気持ちは自然ですが、注意ばかりが続く食卓は、子どもにとって苦手な場所になってしまうことがあります。
そこで、まず意識したいのは次の3つです。
●できなかったことより、できたことを見つける
●食べられなかった量より、食べられた一口
●マナーより、食事を楽しめたかどうか
この視点の転換が、成功体験を積み重ねる第一歩になります。
次回の後編では、家庭で実践できる工夫や環境設定、声かけの例、成功体験のつくり方を紹介します。
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