子どものパニック障害のために、家庭でできるサポート・安心できる工夫とは?

こんにちは、ONEPLAY.GIFTEDです。

前回の記事では、「パニック障害の早期発見のポイント」「診断方法」について紹介しました。

こどもがパニック発作を経験したとき、保護者が「どう対応すればいいの?」と戸惑うのは自然なことです。
発作そのものをすぐに止めることは難しくても、「そばにいてくれる」「理解してくれている」という安心感が、症状を和らげることにもつながるため、適切な対応は重要です。

今回は、家庭での環境づくり、声かけなど、家庭でできるサポートについてお伝えします。

《 発作が起きたときの対応 》

パニック発作は突然起こることがあります。
保護者が落ち着いて対応することが、こどもの不安を少しずつ鎮める第一歩です。

●落ち着いた声かけ
「大丈夫だよ」「ここにいるから安心して」と、短く落ち着いたトーンで声をかけましょう。
「どうしたの?」「落ち着いて!」と慌てた口調になると、こどもの不安が強まってしまうことがあります。

●呼吸を一緒に整える
パニック発作では、呼吸が浅く速くなりやすいです。
「一緒にゆっくり息をしよう」と伝え、深呼吸を一緒に行うことで落ち着きやすくなります。
(例:4秒吸って、4秒止めて、4秒吐くリズム)

●そばにいて安全を保証する
こどもが安心できるように、安全な場所に移動して寄り添うことが大切です。
「そばにいるから大丈夫」「もう少しで楽になるよ」と声をかけながら、静かな環境を保ちましょう。
発作が数分で落ち着くことも多いですが、長く続く場合や意識がもうろうとする場合は、すぐに医療機関へ連絡します。

《 日常生活でできる工夫 》

日常のリズムや環境を整えることで、発作の再発を防いだり、不安を軽減したりすることができます。
小さな工夫の積み重ねが、こどもの「安心感」を育てます。

●生活リズム(睡眠・食事・運動)
十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、心身の安定に欠かせません。
夜更かしや過度なゲーム・スマホ使用は、自律神経を乱しやすいため注意しましょう。
朝日を浴びて起きる・夜は照明を落とすなど、体内リズムを整える工夫も効果的です。

●予定やルーティンの見える化
急な変化や予測できない出来事が、不安を引き起こすことがあります。
「今日の予定」をホワイトボードやカレンダーに書き出し、視覚的に伝えると安心感につながります。
予定の変更がある場合は、「あとで少し予定が変わるけど大丈夫だよ」と前もって伝えるようにしましょう。

●自己肯定感を育む褒め方
パニック障害のあるこどもは、「また発作が起きたらどうしよう」と自信を失いがちです。
「頑張って学校に行けたね」「ちゃんと話してくれてうれしいよ」など、結果ではなく行動や気持ちを認める声かけを心がけましょう。
失敗しても「次はこうしてみようか」と、一緒に考える姿勢が大切です。

《 専門機関との連携 》

家庭でのサポートに限界を感じるときや、発作が頻繁に起きるときは、医療機関や専門家への相談をためらわないようにしましょう。
専門家と連携することで、こどもの不安や症状をより正確に把握し、安心できるサポート体制を整えることができます。

1. 医療機関への受診・相談のタイミング
「発作が週に何度も起こる」「不安が強く、学校や外出を避けるようになった」「睡眠や食事に影響が出ている」などの様子が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。

まずはかかりつけの小児科に相談し、必要に応じて児童精神科や心療内科を紹介してもらうとスムーズです。
医師による評価により、パニック障害以外の要因(発達特性や身体的な病気など)が関係していないかも確認できます。

2. カウンセリングや地域資源の活用
スクールカウンセラー、発達支援センター、子ども家庭支援センターなど、地域で相談できる窓口は複数あります。家庭だけで抱え込まず、第三者と一緒に見守る体制をつくることが大切です。
また、保護者自身の不安が強い場合も、カウンセラーに相談することで気持ちを整理し、より穏やかにこどもに関わることができます。

パニック障害を抱えるこどもにとって、「理解してくれる人がいる」という安心感は何よりの支えになります。家庭では、発作時の落ち着いた対応と、日常の生活リズムを整えことを心がけましょう。
そして、困ったときには専門家の力を借りながら、再発予防や回復に努めることが大事です。

次回の記事では、子どものパニック障害における学校でできる支援、先生の対応のポイントなどを紹介します。

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子どもたち一人一人の様子を見ながら、様々な療育玩具を使用して楽しく!そして、効果を実感できる療育を目指しています。

※出典:こころもメンテしよう(厚生労働省)
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