
子どもの双極性障害の原因・診断・治療法を紹介!
こんにちは、ONEPLAY.GIFTEDです。
前回の記事では、双極性障害と発達障害の共通点や違い、併存しやすい理由についてお話ししました。症状が重なる部分も多いため、戸惑いや不安を抱いている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、子どもの双極性障害の原因、診断ポイントや治療法を紹介します。
《 子どもの双極性障害の原因 》
双極性障害は、気分の波が極端に大きくなる精神疾患ですが、子どもが発症する原因にはいくつかの要因が関係していると考えられています。
●遺伝的要因
双極性障害は遺伝の影響が強いとされており、家族に双極性障害の人がいる場合、発症リスクが高まることが報告されています。
ただし、遺伝だけで決まるわけではなく、環境要因も大きく影響します。
●神経伝達物質の異常
脳内のドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることで、気分の波が激しくなる可能性があります。
特に、躁状態ではドーパミンが過剰に働き、抑うつ状態ではセロトニンの機能が低下すると考えられています。
●環境要因(ストレス・トラウマ)
家庭や学校での強いストレスや過去のトラウマが、双極性障害の発症に関係することがあります。
例えば、親との関係が不安定だったり、学校でのいじめや過度なプレッシャーを受けることで、気分の波が激しくなることがあります。
●生活リズムの乱れ
睡眠不足や昼夜逆転などの生活習慣の乱れが、双極性障害の症状を悪化させる要因になることがあります。
特に、子どもの場合は規則正しい生活を送ることが、気分の安定につながるとされています。
《 子どもの双極性障害の診断方法 》
子どもの双極性障害の診断には児童精神科での専門的な評価が必要です。DSM-5といった国際的な判断基準、年齢、症状などから、発達障害との違いを慎重に見極めます。
●診断のポイント例
①気分の波が周期的に現れる(数日~数週間続く)
②躁状態のときに極端に活動的になる(睡眠時間が減る、話し続ける、衝動的な行動をとる)
③抑うつ状態のときに無気力になる(学校に行きたがらない、自己評価が極端に低くなる)
④発達障害の特性とは異なる気分の変動がある
《 子どもの双極性障害、治療は? 》
双極性障害の治療は、薬物療法と心理療法を組み合わせて行われます。
●薬物療法
気分安定薬や抗精神病薬を使用し、気分の波を抑える。
●心理療法
認知行動療法(CBT)などを活用し、感情のコントロールを学ぶ。
●家族療法
保護者が病気の理解を深め、適切な対応を学ぶ。
子どもの場合、薬の調整が慎重に行われるため、専門医と相談しながら治療を進めることが大切です。
次回は、子どもの双極性障害の診断後にできる具体的な支援方法について紹介します。
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※「こころの情報サイト」(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター、精神保健研究所)を加工して作成
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