強迫性障害(OCD)とは?発達障害に関係は?特徴や治療法を紹介!~前編~

こんにちは。ONEPLAY.GIFTEDです。

外出時に「鍵を閉めたかな」「ガスの火元は大丈夫だったかな」など、心配になることはありませんか。
こういった気持ちは、大人だけではなく子どもにも生じることがあります。「手が汚いんじゃないか」という気持ちをはじめ、「友達に害を与えてしまうのではないか」など起きもしていないことに不安を覚えるなど様々です。
これらのイメージを頭の中で繰り返してしまうことは「強迫性障害(OCD)」と診断されることがあります。

今回は、この「強迫性障害(OCD)」をわかりやすく紹介します。

《 強迫性障害(OCD)とは 》
強迫性障害(Obsessive Compulsive Disorder:OCD)とは、不安障害のひとつです。きわめて強い不安感や不快感(強迫観念)をもち、それを打ち消すための行為(強迫行為)を繰り返します。
強迫症状は、「強迫観念」と「強迫行為」があり、このふたつの特徴がみられることで「強迫症」と診断されます。

●強迫観念
特定のことに対して、強い不安感や恐怖感をもつこと。
例/「手が汚れているではないか」「鍵を閉め忘れていないか」など

●強迫行為
特定のことに対しての不安感や恐怖感(強迫観念)を打ち消すために、繰り返し行う行為のこと。
例/「手を一日に何度も繰り返して洗う」「自宅をでても何度も戻って施錠の確認をする」など

※補足
通常の人でも、上記で紹介していることに対して心配になることはあります。しかし、「強迫性障害」は、これら強迫観念と強迫行為によって日常生活に支障が出るほど過度なものです。たとえば、手を洗い過ぎてひどい手荒れになる、何度も自宅へ戻って予定に間に合わなかった、行けなかったなどが挙げられます。

《 強迫性障害(OCD)の種類 》
強迫性障害(OCD)には大きくわけて4つの種類があります。

①汚染
汚れてしまったのではないか、綺麗にしなくてはならいのではないかという恐怖
②対称
不完全なことに対する恐怖があり、配列や数などがぴったりそろっていることにこだわる
③加害
誰かに暴力をふるってしまうのではないか、窃盗をしてしまうのではないかという恐怖にとらわれる
③ため込み
物がなくなってしまうことに対し不安になり、物を手放せなくなる

ほかにも、おまじないや縁起にこだわるなど、様々な症例があります。

この強迫性障害(OCD)は、子どもにも生じることがあります。
次回は、子どもにどんな様子があれば強迫性障害(OCD)を疑うか、発達障害との関係、治療法などをご紹介します。

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※「e-ヘルスネット(情報提供)」(厚生労働省)をもとに作成

《記事を書いた人》
太田彩花 
幼稚園教諭
ONEPLAY.GIFTEDの保育所等訪問支援責任者としても活躍中。長年の現場での経験と専門的な知識を生かし、お子様の集団での生活をサポートしたり、訪問先の先生方へのアドバイスも行っています。年の差兄弟を育てる二児の母として子育てにも奮闘中。育児への理解が深く、保護者からも人気があるスタッフです。
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