発達性強調運動症(DCD)とは?特徴や原因、適切な声がけやサポートを紹介!~前編~

こんにちは。ONEPLAY.GIFTEDです。

「うちの子はまだ歩けない」「お箸がうまくつかえない」「自転車に乗れない」など、子どもがうまく手先を使えなかったり体が動かせないと不安に感じる保護者もいるでしょう。
年齢が低ければ低いほど、できることとできないことの差は個人差があります。成長につれてできることも増えていくため、心配しすぎなくても大丈夫です。
ただし、なかには「発達性強調運動症(DCD)」と診断されることがあります。

今回は、この「発達性強調運動症(DCD)」をわかりやすく紹介します。

《 発達性強調運動症(DCD)とは 》
発達性協調運動障害(DCD)は、手と手、手と脚、目と手など、体の部位を複数同時にコントロールすることが難しく、時には日常生活にも支障がでるような状態をもつ慢性疾患です。

周囲からは「不器用」「運動ができない」などと認識され、注意をされることが多いため、自己肯定感下がるケースも。そのことからいじめや不登校、引きこもりなどの二次障害を引き起こり、学校生活や社会生活に影響を及ぼします。早期発見と早期支援が重要な疾患のひとつです。

《 発達性強調運動症(DCD)の症状・特徴 》
発達性協調運動障害(DCD)は、動作に時間がかかるものの、できないわけではありません。では、発達性協調運動障害(DCD)は一体どのような症状や特徴があるのでしょうか。
※体の部位を複数動かすことがまったくできない場合は、神経系や筋肉の問題、脳性麻痺などが疑われます。専門医の受診をおすすめします。

●乳幼児期
・はいはい、歩行開始が遅い
・嚥下が苦手
・姿勢を保つことが難しい、よく転ぶ
・スプーンやコップが上手く使えず、極端に食べこぼす

●学童期
小学校に入ると、より複雑な強調運動が増えるため、できないことが目立ちます。そのため、日常生活や学校生活でも支障がでてきます。

・板書がうまくできない
・字を書くことが苦手、汚い
・給食の配膳ができない
・ハサミなどの道具が使えない
・靴ひもをうまく結べない
・着替えが遅い
・運動が苦手

周囲からは「不器用」などと認識され、理解されづらい発達性協調運動障害(DCD)。早期発見と早期支援するためには、正しい知識とサポートが必要です。
次回は、発達性協調運動障害(DCD)の原因、正しい声がけなどのサポート方法をご紹介します。

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《記事を書いた人》
太田彩花 
幼稚園教諭
ONEPLAY.GIFTEDの保育所等訪問支援責任者としても活躍中。長年の現場での経験と専門的な知識を生かし、お子様の集団での生活をサポートしたり、訪問先の先生方へのアドバイスも行っています。年の差兄弟を育てる二児の母として子育てにも奮闘中。育児への理解が深く、保護者からも人気があるスタッフです。
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