ONEPLAY.GIFTEDの災害対策を紹介!発達障害の特徴を理解した避難訓練・対応策とは? ~後編~

こんにちは。ONEPLAY.GIFTEDです。

頻繁化する自然災害、世界情勢が不安な中、いざという時のために備えが大事!前回の記事では、ONEPLAY.GIFTEDの災害対策の一部を紹介しました。

本記事では、災害時などの緊急時の際に、発達障害をもつ子どもがどのような行動をとりやすいのか。また、そのために必要な合理的配慮をご紹介します。

《 発達障がいの特性・こだわり/避難訓練時・緊急時における対応策 》
発達障がいをもつ子どもは、音や光などの感覚過敏や強いこだわり、多動性や衝動性などの特性を持ち合わせているため、避難訓練時や緊急時には合理的配慮が必要です。特性とその対応策を一部ご紹介します。

●大きな音が苦手

非常ベルやサイレンなどの特殊音、大勢の人が集まったザワザワした音などが苦手な場合があります。
緊急時にサイレンがなると驚くことがあるので、サイレンの音がなぜ鳴るか必要性を伝えたうえで、避難訓練のなかで日常的に聞いておくと安心です。
また、緊急時に人がたくさんいるなかで適切な指示を落ち着いて聞くことができないことを避けるため、イヤーマフなどを活用してみるのもよいでしょう。

●痛みに鈍感
感覚過敏とは反対に鈍感な場合もあります。大けがをしていても痛さを感じていない、または痛みがあっても人に伝えることができないケースがあるため、緊急時には特に観察が必要です。

●災害時の写真への恐怖・ショック
避難訓練の際に、災害の映像を見せる際は十分に注意しています。体調が悪くなる、泣き出すのほか、なかには後からフラッシュバックしてしまう子どももいます。大きなショックを与える可能性もあるため、子どもたちの様子を見ながら避難訓練の大切さを伝えています。

●避難訓練のシチュエーションをパターン化する時
子どもによりこだわりは様々あります。避難訓練の際に‟地震から火事”などシチュエーションを変更した際に、違和感を覚えて拒否反応を示す子どもがいます。事前に説明する場合もありますが、本人のこだわりを尊重する場合もあります。

●多動性・衝動性による問題
目に入ったものが気になり衝動的に走りだしてしまう子どももいます。避難訓練時は、施設外に飛び出すことを防ぐために、事前説明をしっかり行うほか、人員を増やすなどの対応をします。

《 適切な声かけ・対応 》
発達障がいの子どもがもつ特性やこだわりから考えられる課題は多く、きりがありません。しかし、スタッフ間で適切な声かけと対応を共有して、緊急時に備えています。

●指示の統一
子どもは、色々と言われると余計に理解ができなくなる可能性があるため、スタッフ間で表現の指示を統一しています。「あそこ」「ちょっとだけ」などの曖昧な表現を避け、「緑の看板の下で」「助けがくるまで」など具体的に伝えます。
また、慌てた大きな声で指示をだすとパニックになるケースがあるため、落ち着いた低いトーンの声で指示を出します。

●脅さずに指示をだす
避難訓練時に「ちゃんとしないと本当に地震が来た時に死んじゃうよ」といった発言は厳禁です。
言葉を真に受けることがことが多いため、脅し文句によってパニックを引き起こす可能性があります。

●柔軟な対応を心がける
子どもによっては「避難している時はお話をしません」という指示が頭に残り、建物の中に閉じ込められた際に「誰かいますか?」という呼びかけに応答しないケースがあります。このような特徴がある子どもには、事前に細やかな配慮が必要です。

普段から災害・トラブルに備えていたとしても、着の身着のまま命からがら逃げだしたということも少なくありません。「準備をしている=万全」ではありませんが、どんなトラブルにあっても子どもたちが落ち着いて命を守る行動がとれるように、ONEPLAY.GIFTEDでは定期的に避難訓練を重ねて備えていきたいと思います。

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