【子育て相談】子どもが話し続けます。どうすればいい?原因と対策を紹介!~後編~
こんにちは、ONEPLAY.GIFTEDです。
前回の記事では、自閉症スペクトラム障害(ASD)に着目して、子どもが話し続ける原因をご紹介しました。
一方的に話してしまう子どもに対して、どのような対応をするのが適切なのでしょうか。
本記事では、声がけのポイントや対応方法などをご紹介します。
《 声がけのポイント 》
叱る時や伝えたいことがある時は‟具体的かつシンプルに”伝えることが大事です。
感情的にならず、落ち着いた声のトーンで声がけをしましょう。
×NG例
「もう話すのはやめて!今は〇〇の時間だから、ずっと話しているといつまでも始めることができないでしょう!はやく椅子に座って!」
◎OK例
「たくさん話をしたいんだね。じゃあ〇〇をしたらまたたくさん話を聞かせてくれる?」
《 子どもが話し続けた時の具体的な対応方法 》
療育現場では、子どもに対して‟否定の言葉を使わずに伝えること”が大事です。
一体どのような対応方法があるのかをご紹介します。
●相槌(あいづち)をする
子どもが話し続ける理由として「ただ話をしたいだけ」ということもあります。あまりにも長時間話し続けてしまう場合を除き、出来る限り話を聞いてあげるとよいでしょう。相槌をうつだけでもかまいません。
●事前にルールを決める
まずは事前にルールを決めることが大事です。「一番目は先生がお話するね。二番目に〇〇ちゃん話してね」と分かりやすく伝え、見通しをつけてあげるとよいでしょう。
また、事前に決めたルールを守れた後は「よく守れたね」「えらいね」と褒めることも大切です。
●タイマーを利用する
タイムリミットを作ることも、見通しをつける方法のひとつです。時計は数字が気になってしまう可能性があるため、タイマーの方がおすすめです。
そのほかに、自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつ子どもは、カードや写真で伝える方がスムーズなこともあります。
子どもたちの特性を理解しながら、子どもの気持ちを汲み取り、環境を整えてあげることが療育の第一歩です。
ONEPLAY.GIFTEDのスタッフブログでは、これからも皆さんの子育て相談をご紹介いたします。
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《記事を書いた人》
坂本 卓生
社会福祉士、介護支援専門員
20年近く児童、高齢、障がい福祉に社会福祉士として携わり、これまでに多くの人たちのサポートを実践。自身も2児の父親として子育てに奔走中。現在ONEPLAY.GIFTEDにて子どもたちや保護者様の相談支援を行いながら、専門職育成にも力を入れ活動中。
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