【子育て相談】子どもが話し続けます。どうすればいい?原因と対策を紹介!~前編~
こんにちは、ONEPLAY.GIFTEDです。
人の話を聞かずに自分のことばかり話し続けて止まらなくなる、静かにしなければいけない環境でもかまわず話すなど、とにかく話続けてしまう子どもに対して「どう接したらいいか分からない」というお悩みを頂きました。
自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつ子どもにどもは、その特性により話し続けている可能性があります。
本記事では、自閉症スペクトラム障害(ASD)に着目して、子どもが話し続ける原因をご紹介します。
《 自閉症スペクトラム障害(ASD)の特徴 》
自閉症スペクトラム障害(ASD)には、3つの行動特徴があります。
①社会性の障害
視線が合いにくい、人の表情や雰囲気を察することが不得意な傾向があります。
相手の環境を理解することが難しいため、話かけてはいけない場面で声をかけるなどの問題が生じることがあります。
②コミュニケーションの障害
一方的に話したり、言葉をおうむ返しにしたり、言葉を文字通りに受け止めてしまうことがあります。
会話の中での冗談が通じないのも、この特徴のひとつです。
③常同的、反復的な行動。強いこだわり(イマジネーション)を持つ
特定のものや状況に対する強いこだわりがあります。
料理の味付けに使用した調味料を変更した場合、その差に気がつくなど、些細なことにも気がつくことも。
ほかにも「数字」に強いこだわりを持ち、時計の数字が気になりプログラムに集中ができない子ども。「英語」にこだわりがあり、日本語の指示は従うことができない子どもなど、そのこだわりは様々です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつ場合は、上記にあげた行動特徴により話し続けている可能性があります。相手の立場や環境を理解できずに話し続けてしまうため、本人には悪気はありません。
しかし、社会で生きる上ではコミュニケーションは必須です。このまま成長をすることで、学校や職場で生きづらさを感じて引きこもりや鬱(うつ)などの二次障害を引き起こしかねません。早めに適切なサポートを受けることが大事です。
次回の記事では、話し続けてしまう子どもに対しての声がけや対応方法などをご紹介します。
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《記事を書いた人》
坂本 卓生
社会福祉士、介護支援専門員
20年近く児童、高齢、障がい福祉に社会福祉士として携わり、これまでに多くの人たちのサポートを実践。自身も2児の父親として子育てに奔走中。現在ONEPLAY.GIFTEDにて子どもたちや保護者様の相談支援を行いながら、専門職育成にも力を入れ活動中。
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