【小俣よしのぶ先生連載コラム】肥満児が増加傾向に!今、見直すべきこと vol.2

こんにちは!ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
前回の記事では、『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年秋号)の小俣よしのぶ先生連載コラムより、子どもの体格が体力に影響することをご紹介しました。
本記事では、子どもが肥満になる要因や、子どもの肥満対策などをご紹介いたします。

《 子どもの肥満が成人後も健康状態を左右する 》
肥満は、体力ばかりではなく、健全な成長や成人した時の健康状態にも影響します。例えば、幼児期に肥満であった子どもの約25%が成人でも肥満になるとも言われています。それに伴い、生活習慣病である高血圧症や糖尿病などにもかかりやすくなり、動脈硬化も進みます。

なぜ肥満であると体力低下やロコモティブシンドロームにかかりやすくなるのでしょうか?
それは成人と同じで、例えば太っていて、お腹が出ているため動きづらい、体が重いので動いたり走るのがおっくうになるためです。
そして運動をしなくなるので、身体機能が低下してロコモティブシンドロームに陥りやすくなります。

《 肥満になる要因 》
子どもたちは、一体どのような理由で肥満になるでしょうか?
さまざまな理由はありますが、特に食事と運動の関連です。食事が高カロリーぎみ、スナック菓子などをよく食べるなど、これも成人と同じような理由です。

《 子どもの肥満の対策法 》
子どもの肥満を対策するためには運動と食事のバランスです。

①極力歩き、運動をする

まず、しっかりと外遊びや運動をしましょう。運動と言っても運動スクールなどの習い事ばかりではなく、外出時には極力歩くことです。歩行運動は人間の基本運動です。

そもそもロコモティブシンドロームは歩けなくなる、あるいは歩く機会が少なくなることが原因のひとつとも言われています。

②食事から栄養を摂る

次に、間食でスナック菓子などを食べる頻度や量を減らし、栄養は朝昼晩の食事でしっかりと摂りましょう。
くれぐれも間違ってはいけないのは、糖質や脂質制限、低カロリー食やサプリメントなどによるダイエットです。これは成人が行うことで成長期の子どもには適していません。

次回の記事では、肥満対策のために幼児期にすべきこと、肥満度判定の計算式などをご紹介します。

※この記事は、『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年秋号)の転載です。

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《 連載コラム担当/小俣よしのぶ先生 》
筑波大学大学院修了(体育学修士)。専門は、スポーツ科学を中心とした育成強化システム(タレント発掘育成)。
30年以上に及ぶスポーツトレーニング、強化育成システムの指導、教育、研究実績を有している運動教育のパイオニア的存在。
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