【子育て相談】ADHDの子どもが小さな嘘をつきます。理由や対応方法を教えて!
こんにちは。ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
ADHDの子供と関わっている中で、「今の絶対嘘だよね…」と思う経験はありませんか。嘘をついている場合は、どうやって声かけをしたらよいのか悩ましいですよね。
本記事では、ADHDと嘘をつくことの関係について、その理由や対応方法をご紹介します。
《 ADHDの特性と脳の関係 》
ADHDの子どもは、脳内の集中力を司るドーパミンという神経伝達物質の働きが低下していることが多いというデータがあります。
このドーパミンが働きにくいと、自分で頑張って何かに集中しようとしても、頭がなかなか働かない状況が生じやすいです。
そうすると、ぼーっとしたり、眠くなったりしてしまいます。
ドーパミンを出すには、外からの刺激を与える必要があります。例えば、走り回ったり、動き回ったり、体を動かすことでドーパミンが放出されます。
その結果、多動と呼ばれたり、衝動的に楽しそうなことに飛びついたりすることがあります。
「ちょっとした嘘をつく子」という子には、このドーパミンがなかなか出づらいという子が多いです。
●周りの反応からつく嘘
また、「僕3歳で自転車乗れたよ」という嘘をついたときに、周りが「すごいね!」と反応してくれたとします。
このことでドーパミンが放出され、嬉しい気持ちになり、また嘘をつく、といったサイクルになってしまいます。
ADHDをもつ子どもは、特性的にこのドーパミンの出る刺激を求めてしまいます。
●ワーキングメモリの低さによるとっさにつく嘘
ほかにも、ADHDを持つ8割から9割くらいの子はワーキングメモリが低いとされています。
※ワーキングメモリに関してはこちらの記事をご覧ください。
ワーキングメモリが低いと、取得した情報が頭から抜けやすいため、ちょっとした会話の中でも、「なんだっけ?」となることが多く、とっさに嘘をついてしまいます。
《 子どもが嘘をついた時の対応方法 》
子どもの時は周りの人達も許容してくれますが、大人になると信頼を失ってしまいますよね。
このような子どもの対応には悩みますが、まずはそのような特性があるという理解を示す事が大事です。
そして、嘘をついたときに優しく、「嘘は良くないよ」と伝えてあげてください。
また、普段の生活の中でも、正直に言えた時には「正直に言ってくれてありがとう」と伝え、正直に話すことの成功体験を積みましょう。
ADHDをもつ子どもが嘘をつくことには、脳内の集中力を司るドーパミンという神経伝達物質の働きが関係していることを紹介しました。
悪気があって嘘をついているわけではないので、保護者や周囲の大人たちは理解をして、適切な対応をしましょう。
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#ADHD #子供 #成長 #発達
《記事を書いた人》
横溝 南都海
児童指導員
大学院で国内外の性教育や性暴力抑止のための性教育について研究。現場で障害を持つ4歳~17歳の子どもたちへの性教育実践を通して数多くの保護者様への相談、セミナーを担当。相談したくてもなかなか相談しづらい「子どもの性」の悩みについて多くの方から好評を頂いている。
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