【小俣よしのぶ先生連載コラム】体の仕組みを理解して、正しい運動教育を vol.2
こんにちは!ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
本記事では、前回に引き続き、株式会社ONE PLAY.が不定期発行している『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年春号)から、スポーツ科学のプロフェッショナルである小俣よしのぶ先生の連載コラムを一部ご紹介します。
《 児童生徒の体力低下 》
幼児に限らず児童生徒の体力低下も深刻な状況です。
上記図表は文部科学省の体力運動能力調査の結果です。
ボール投げ能力は調査を開始した昭和30年代より低下が続き、回復の兆候がまったく見られません。
このような低下減少は、走能力(50m走)、幅跳び、柔軟性などでも起こっています。ちなみに、ボール投げや走能力は、それぞれの運動の評価だけではなく、上半身や下半身、四肢(腕と脚)の機能や筋力、それらの連携の指標です。
つまり、これらの低下は体力運動能力が総合的に低下している現れとも言えます。
《 子どもの現状を受け入れて最善策を 》
幼児期の運動発達の遅れは、小学校での体力運動能力低下につながります。体力運動能力は、学業との関連や人格形成にも影響を及ぼすという研究もあります。
前回の記事でも触れた「うちの子は運動が苦手、こんな簡単な運動もできない」というご心配や疑問は、まずお父さん、お母さんの子どもの頃と今の子ども達の状況は全く違うという認識に立って見てみる必要があると思います。
厳しい目やご自身の体験に基づいて子どもの活動を評価してしまうと、さらに運動スポーツ嫌いや苦手に拍車をかける恐れがあります。
現状を受け入れ、その上で最善の解決策を考えてください。
このコラムは、そのヒントを得ていただくための情報源となれば嬉しく思います。
※この記事は、『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年春号)の転載です。
#児童発達支援 #運動療育 #発達障がい #スポーツ科学 #小俣よしのぶ先生
《 連載コラム担当/小俣よしのぶ先生 》
筑波大学大学院修了(体育学修士)。専門は、スポーツ科学を中心とした育成強化システム(タレント発掘育成)。
30年以上に及ぶスポーツトレーニング、強化育成システムの指導、教育、研究実績を有している運動教育のパイオニア的存在。
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