【小俣よしのぶ先生連載コラム】体の仕組みを理解して、正しい運動教育を vol.1

こんにちは!ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
今回は、株式会社ONE PLAY.が不定期発行している子育て応援情報誌『こども発育研究所』から、スポーツ科学のプロフェッショナルである小俣よしのぶ先生の連載コラムを一部ご紹介します。

《 子どもの体力運動能力の現状 》
第一回目は、『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年春号)から「子どもの体力運動能力の現状」についてご紹介します。

子ども達の体力運動能力低下が社会問題化していることはご存知かと思います。
さらに、新型コロナ ウイルスの影響によって子ども達の運動スポーツ活動が制限され、ますますその傾向に拍車がかかっているとも言われています。

しばしば、育成年代や成長期のお子さんをお持ちの保護者の方々から、お子さんの運動やスポーツ活動についてこのような話を聞きます。「うちの子は運動が苦手で・・・」 「なんで、こんな簡単な運動もできないんでしょうか?」など、多くのお父さん、お母さんが、お子さんの運動やスポーツをする姿を見て、上手にできない、なかなか上達しない、運動スポーツ活動に消極的・・・であることに嘆いたり、悩んだりされています。

《 現代の子ども達の体力運動能力低下 》
現代の子ども達の体力運動能力低下は、お父さん、お母さん方の子どもの頃との比較において、その発達度合いが遅れているという報告があります。

上図は山梨大学の中村和彦教授による未就学児を対象(年長児 から年少児)とした運動発達度合いの調査です。
2007年 (調査が実施されたのが2007年のため2007年の幼児が対象) と1985年の年長から年少までの幼児を対象に、走る、投げる、跳ぶ、捕る、前転 (前回り)、まりつき(ドリブル)、平均台渡りの7つの運動の発達度合いを得点化し、比較したものです。

図の見方は、青い棒が1985年、緑の棒が2007年の幼児の結果を示します。
横軸の数字「0」から「35」は得点です。それぞれの運動を5点満点で評価し、7つを合算し総合得点とします。
7つ全てが満点の場合は7(種目)×5(点)=35点となります。

棒グラフ内の数字は平均得点です。
例えば、男児年長、1985年児の平均得点は23.7点、 2007年児 は14.6点となります。

●未就学児を対象(年長児 から年少児)とした運動発達度合いの調査結果
結果は、年長から年少までの男女ともに1985年の幼児のほうが運動発達度合いは高かったということです。
さらに見ていくと、男女とも2007年の年長児の平均得点は、1985年の年少児の平均得点に近い、つまり2007年の年長児の運動発達度合いは1985年の年少児程度しかなかったということです(赤点線で比較)。
これは換言すると、2007年児の運動発達に約2歳の遅れがあり、仮に2007年と1985年の年長児が7つの運動対決をすると1985年児が圧倒的に勝利するということです。

次回の記事では、就学児の体力低下についてご紹介します。

※この記事は、『ONE PLAY.のこども発育研究所』(2021年春号)の転載です。

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《 連載コラム担当/小俣よしのぶ先生 》
筑波大学大学院修了(体育学修士)。専門は、スポーツ科学を中心とした育成強化システム(タレント発掘育成)。
30年以上に及ぶスポーツトレーニング、強化育成システムの指導、教育、研究実績を有している運動教育のパイオニア的存在。
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