発達障害をもつ子供は、なぜ怒られていてもにやにや笑っているの?

こんにちは!ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室です。
発達障害を持つ人や子どものなかには、叱られてもにやにや笑っていることがあります。周りの大人からすると、「反省していないのでは」と思い、イライラしまいますよね。
今回は、なぜ叱られていてもにやにやしてしまうのか、発達障害の特性を説明しながらご紹介します。

《 子どもの行動の背景を考える 》
発達障害をもつ子どもが、怒られいてもにやにや笑うということ。このような子ども本人と他者との間でいわゆる不自然なコミュニケーションが生まれている状況を、どう解釈していくことが重要になります。
つまり、怒られていてもにやにやしている子どもの行動の背景を考えることが大切です。

発達障害を持つ子どもの特性をみてみましょう。

●学習障害(LD)
学習障害(LD)の子どもは、書けない・読めない

●注意欠陥・多動性障害(ADHD)
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子どもは、すぐにしゃべりだしてしまう、じっとすることができない

●自閉スペクトラム症(ASD)
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、お友達とのコミュニケーションがうまくいかず怒らせてしまう

以上のことなどがあげられます。
発達障害をもつ子どもたちは、出来ないことを抱えることが多いのです。

《 「出来ない」という悩みを抱える子どもたち 》

子どもたちは何回も注意されることで、「自分はなんでできないんだろう?」「努力してもできないのはなんで?」など、悩みを抱えてしまいます。

また、できないことが続くと、「どうせ謝っても次もできないんだし、それだったら最初から期待されないようにしよう」「周りに、どうせできないって思ってもらっていた方が楽だな」という考え方になってしまいます。

その結果として「笑っていた方が楽だ」となり、怒られいてもにやにや笑ってしまう状況に繋がるのです。しかし、子どもたちの心は傷ついています。

《 早期発見、療育につなげよう 》
困った行動のポイントは、背景には様々な苦しみがあることを理解することが重要です。見た目ではわからない、それが発達障害のつらさです。
見た目ではわからないため、周りの大人たちが想像力を膨らませ、子どもの行動の背景に目を向けることが必要であり、それに対して適切な対応をしなければなりません。

発達障害の子どもが、怒られていてもにやにや笑うことは、子どものSOSです。このような状態にならないために、早めに療育に繋げ、子どもの成功体験をたくさん積ませてあげ、自己肯定感を高めてあげることが大切です。

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《記事を書いた人》 
横溝 南都海
児童指導員 
大学院で国内外の性教育や性暴力抑止のための性教育について研究。現場で障害を持つ4歳~17歳の子どもたちへの性教育実践を通して数多くの保護者様への相談、セミナーを担当。相談したくてもなかなか相談しづらい「子どもの性」の悩みについて多くの方から好評を頂いている。
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