学習障害(LD)とは?特性や原因、タイプ別の教育支援を紹介

発達障がいのひとつである「学習障害(LD)」は、全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の学習のみ取り組むことが出来ない、難しいといった困難が認められるため、気づかれにくい障害です。学習障害(LD)は、保護者や周囲の人達の気づきや理解、そして適切な治療や支援を受けることが大切です。本記事では、学習障害(LD)の特性や原因、支援などを紹介します。

《学習障害(LD)とは》

学習障害は「LD」と略されることもあり、Learning DisordersまたはLearning Disabilitiesの略語です。基本的には全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、ある特定の学習のみ取り組むことが出来ない、難しいといった困難を生じます。
そのため、保護者が「努力が足りない」と子供の怠慢のせいにしたり、大人になっても気がつかないケースもあります。保護者は周囲の人たちは、子供が取り組むことが出来ない特定の学習や困難さを正確に把握し、適切な支援の方法について情報を共有することが大事です。

《学習障害(LD)の原因は?》
学習障害(LD)は、中枢神経系の疾患など機能障害があることが原因だと推定されています。また、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などや、家庭のしつけや環境的な要因などは直接の原因とされていません。

《学習障害(LD)の支援》
学習障害(LD)をもつ子供に対しては、困難を生じている特性に応じた教育的な支援が必要です。

①読字の障害を伴うタイプ
読むことが困難な場合は、大きな文字で書かれた文章を指でなぞりながら読んだり、文章の語の区切りに空白を挟んで記述したり、文節に分けるとよいでしょう。また、音声教材(電子教科書)を利用することも有効です。

②書字表出の障害を伴うタイプ
書くことが困難な場合は、大きなマス目のノートを使ったり、電子タブレットなどのICT機器を活用してもよいでしょう。

③算数の障害を伴うタイプ
計算が困難な場合は、絵を用いて視覚化することで分かりやすくしましょう。

就学前は学習障害の特徴が現れにくく、学習する機会が増える小学生以降に徐々に特徴が見えてきます。子供の発達が気になる場合は、公的機関への相談や専門病院への受診がおすすめです。早期発見をすることで適切な治療や支援を受けることができます。

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※「知ることからはじめよう。みんなのメンタルヘルス」(厚生労働省)をもとに作成
※「厚生労働省e-ヘルスネット」をもとに作成
※「発達障害とは」(国立特別支援教育総合研究所・発達障害教育推進センター)をもとに作成
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