【子育て相談】子供がズボンの中に手を入れて性器を触ります。どうして？理由を教えて！～前編～

ONEPLAY.GIFTED横濱元町教室には子供達の発育をサポートする様々な資格を取得したスタッフがいます。今回は、性教育を専門としたスタッフが、普段なかなか聞くことができない子供の性についてのお悩みにお答えします。

《　お悩み相談　》
子供がズボンの中に手を入れて性器を触ったり、机の角に性器をこすりつけているのを見ました。注意をしても、止める気配がありません。どうしたらいいですか？

子供が性器をいじる要因

子どもの性器いじりは、大人の性欲と違い、別のところからきています。その要因は大きく3つあります。

【要因1つ目】
性器が炎症を起こしており、かゆいことから性器を触っている可能性があります。性器の炎症の多くは、きちんと性器が洗えていないことが多いです。男の子の場合、お母さんが洗ってあげるのは年齢を重ねる毎になかなか難しくなります。そんな時は、お父さんが実際に洗っているところを見せてあげたり、物を性器に見立てて洗うところを見せて教えるとよいでしょう。女の子の場合は、膣の中は自然にきれいにする力があるので、性器の周りを綺麗に洗うことを伝えてあげてください。

【要因2つ目】
性器を触ることで安心ができることがあります。たまたま手が触れてしまった時に感じた心地よさを、気持ちがいいと感じ、触ることでリラックスをしていることがあります。

【要因3つ目】
ストレスから性器を触る行動を引き起こしていることがあります。ストレスを感じると、2つ目にあげた「気持ちよさを求める行為」として性器を触ってしまうことがあります。発達障害を持つ子供の中には、うまく環境になじめず不適応を起こしたり、失敗経験が多かったりすることから、ストレスをため込みやすくなってしまいます。もちろん、発達障害を持っていない子でもストレスを感じたときに性器を触ってしまうことがあります。

子供の行動には必ず意味があり、そこをきちんと見てあげることが大切です。しかし、「もし人がいるところでも性器を触っていたらどうしよう」と思うと方もいらっしゃると思います。

次回公開の記事では、子どもの性器いじりにどのように声をかけてよいのか、適切な対応などをご紹介します。

#性教育 #子供 #成長 #発達

《記事を書いた人》　
横溝 南都海
児童指導員　
大学院で国内外の性教育や性暴力抑止のための性教育について研究。現場で障害を持つ4歳～17歳の子どもたちへの性教育実践を通して数多くの保護者様への相談、セミナーを担当。相談したくてもなかなか相談しづらい「子どもの性」の悩みについて多くの方から好評を頂いている。
————————————————
ONEPLAY.GIFTED 横濱元町
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-130-1 MID横濱元町2F-C

※無料体験はこちら⇓
https://oneplay-gifted.jp/kids/

※採用情報はこちら⇓
https://oneplay-gifted.jp/recruit/