スポーツ科学に基づいた運動療育について~体幹機能の向上~

前回の記事では、運動を学習することは身を守ることにつながることや、運動療育で空間認知能力を身に着けることができることをご紹介しました。そのほかにも、子供の成長や発達に必要な効果を期待できます。それは、「体幹機能の向上」です。
最近では一般的に「体幹」という言葉が使われることが多くなりましたが、一体どの部分を示すのでしょうか。体幹をしめる位置、体幹機能が向上するとどのように子供達に良い影響を与えるのかを紹介します。

運動療育に期待すること「体幹機能の向上」
生活する上では手や足を使うことが多いですが、その全ては腹筋や背筋など「胴体」にあたる「体幹部」に支えられています。
昨今では、スマホやゲームなど、子供たちの外遊びの時間が減少傾向にあります。座ったり、寝転んだりしている時間が長いと、体を支えるために必要な体幹部の筋肉はどんどん弱くなり、手や足を思い通りに使いこなすことが難しくなる傾向にあります。
安定した体幹部を手に入れることは、片足立ちになって靴を履いたり、長時間歩いて登校したりと、子供たちが日常生活を快適に過ごすことにつながります。

運動療育のひとつ「鉄棒」
鉄棒は、握ってぶら下がることで握力を鍛えることができるほか、ぶら下がりをキープすることで背筋が伸びて姿勢の改善にも繋がります。ぐるっと回るだけではなく、手と足で鉄棒をはさんだ「ぶたのまるやき」をすることで逆さ感覚を育てることも。逆さの世界に慣れることで、立体的な物事の組み立てる力が養われるとも言われています。
鉄棒は腕の力を中心に、筋肉に力を入れている感覚や、関節を曲げているという感覚である「固有感覚」を同時に必要とします。成長が未発達な子供に、体を動かすうえで必要な感覚を磨くこともできます。

鉄棒は、腕を中心とした全身運動ができ、子供にもなじみがあるため療育にもぴったり!
ONEPLAY.GIFTEDでは、子どもたちが楽しみながら成長や発達に効果が期待できる運動プログラムを取り入れています。気になる方はぜひ無料体験にお越しくださいね。

「スポーツ科学に基づいた運動療育について~空間認知能力~」の記事はコチラ
「スポーツ科学に基づいた運動療育について~ルールや感情のコントロールの学び~」の記事も配信予定です。

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《記事を書いた人》
石原 心  
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/スポーツトレーナー/スポーツ科学学士
ハバナトレーナーズルーム代表/特定非営利活動法人Yips lab. Japan代表理事
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師資格取得、プロ、アマ問わずアスリートからスポーツ愛好家まで数多くの運動指導やコンディショニングに携わる。2013年、17年、ワールドベースボールクラシック(WBC)キューバ代表トレーナーサポート後、キューバ国内にて野球、柔道チームをキューバ国内にてサポートなどのトレーナー活動初め、箱根駅伝、プロ野球選手、高校野球チームのサポートも行う。

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